税理士試験まで残りあとわずか!当日の準備は万端に

【2025年】税理士試験申込完全ガイド!必要書類の作成方法や注意点、インターネット(e-tax)申込についても解説

年に一度の税理士試験。

申し込みには毎年そわそわ。
そわそわしてしまう原因のひとつは、税理士試験の受験案内のわかりにくさですよね。
自分で受験案内を読み込んで申込書類を作成したものが本当に受理されるのか不安に思っている人もいるはずです。

今回は、税理士試験の申し込みの流れから必要書類・注意すべき点を丁寧にわかりやすくお伝えします

また、次回(第76回)から開始予定のオンライン申請や受験票のデジタル化、受験手数料のキャッシュレス納付についてもお話しします。

なお、国税庁HPの税理士試験受験案内を参照にしているので、ご覧になりたい方はどうぞ。

令和7(2025)年第75回税理士試験申込から合格発表までのスケジュール
  • Schedule1
    受験申込用紙の交付期間

    令和7(2025)年4月21日(月)~ 同年5月9日(金)

  • Schedule2
    受験申込受付期間

    令和7(2025)年4月21日(月)~ 同年5月9日(金)

  • Schedule3
    受験票送付(返送)

    令和7(2025)年6月23日(月)~ 順次郵送

  • Schedule4
    試験当日

    令和7(2025)年8月5日(火)~ 同年8月7日(木)

  • Schedule5
    合格発表予定日

    令和7(2025)年11月28日(金)

税理士試験

税理士試験とは、難関国家資格である税理士の資格を取得するために合格する必要がある国家試験です。
試験科目は、会計科目2科目と税法科目9科目の全11科目があり、そのうち会計科目2科目と税法科目3科目を合格することで税理士試験合格となります。

税理士試験は、科目合格制度を採用しているため、一度に5科目を合格する必要がなく、1科目ずつの合格が可能。

科目区分科目必須
会計科目簿記論
財務諸表論
税法科目所得税法
法人税法
相続税法
消費税法または酒税法
国税徴収法
住民税または事業税
固定資産税
※ いずれかの選択必須

税理士試験の日程

税理士試験は、毎年8月におこなわれています。
1年に1度の一発勝負。
この日のために受験生は日々勉強に励んでいるのです。

令和7(2025)年第75回の税理士試験は、令和7(2025)年4月4日(金)に公告され、以下の日程となりました。

試験日試験科目着席時刻試験時間
令和7(2025)年8月5日(火)簿記論8:459:00~11:00
財務諸表論12:1512:30~14:30
消費税法または酒税法15:1515:30~17:30
令和7(2025)年8月6日(水)法人税法8:459:00~11:00
相続税法11:4512:00~14:00
所得税法14:4515:00~17:00
令和7(2025)年8月7日(木)国税徴収法8:459:00~11:00
固定資産税11:4512:00~14:00
住民税または事業税14:4515:00~17:00
国税庁HPより引用

税理士試験の受験地

税理士試験の受験地は、以下の表のとおりです。
各受験地の受験会場は、現時点で未定。

受験票があなたのもとに届くと、返送されてきた受験票にあなたの受験会場が記載されているので要確認です。

受験地申込用紙等交付場所・
申込書類送付先
電話番号所在地試験会場会場所在地Google Maps
北海道札幌国税局人事第二課011-231-5011札幌市中央区大通西10丁目
札幌第2合同庁舎
札幌コンベンションセンター札幌市白石区東札幌6条1-1-1

宮城県仙台国税局人事第二課022-263-1111仙台市青葉区本町3丁目3番1号
仙台合同庁舎A棟
サンフェスタ仙台市若林区卸町2-15-2

埼玉県関東信越国税局人事第二課048-600-3111さいたま市中央区新都心1番地1
さいたま新都心合同庁舎1号館
ソニックシティさいたま市大宮区桜木町1-7-5

群馬県Gメッセ群馬高崎市岩押町12-24

東京都東京国税局人事第二課03-3542-2111中央区築地5丁目3番1号大正大学豊島区西巣鴨3-20-1

東京流通センター大田区平和島6-1-1

武蔵大学(江古田キャンパス)練馬区豊玉上1-26-1

早稲田大学(早稲田キャンパス)新宿区西早稲田1-6-1

石川県金沢国税局人事第二課076-231-2131金沢市広坂2丁目2番60号
金沢広坂合同庁舎
石川県地場産業振興センター金沢市鞍月2-1

愛知県名古屋国税局人事第二課052-951-3511名古屋市中区三の丸3丁目3番2号
名古屋国税総合庁舎
愛知大学(名古屋キャンパス)名古屋市中村区平池町4-60-6

大阪府大阪国税局人事第二課06-6941-5331大阪市中央区大手前1丁目5番63号
大阪合同庁舎第3号館
立命館大学(大阪いばらきキャンパス)茨木市岩倉町2-150

大和大学吹田市片山町2-5-1

広島県広島国税局人事第二課082-221-9211広島市中区上八丁堀6番30号
広島合同庁舎1号館
広島サンプラザ広島市西区商工センター3-1-1

香川県高松国税局人事第二課087-831-3111高松市天神前2番10号
高松国税総合庁舎
サンメッセ香川高松市林町2217-1

福岡県福岡国税局人事第二課092-411-0031福岡市博多区博多駅東2丁目11番1号
福岡合同庁舎本館
西日本総合展示場北九州市小倉北区浅野3-8-1

熊本県熊本国税局人事第二課096-354-6171熊本市西区春日2丁目10番1号
熊本地方合同庁舎B棟
グランメッセ熊本上益城郡益城町福富1010

沖縄県沖縄国税事務所人事課098-867-3601那覇市旭町9番地
沖縄国税総合庁舎
沖縄産業支援センター那覇市字小禄1831-1

国税庁HPより引用

税理士試験申込の流れ

税理士試験申込の流れ
  • Step1
    受験申込用紙の入手

  • Step2
    必要書類の準備

  • Step3
    申込書類郵送

  • Step4
    受験票到着(返送)

受験申込用紙の入手

受験生にとっての大切な受験申込用紙。
申込用紙は、はやめに入手し、申込もはやめに済ませてしまいましょう。

申込用紙の交付期間は、令和7(2025)年4月21日(月)~ 同年5月9日(金)です。

ただし、【国税局等に郵送で請求する】場合は、令和7(2025)年4月25日(金)までの当日通信印有効なので要注意

3パターン
  • 専門学校からもらう
  • 国税局等に郵送で請求する
  • 国税局等の窓口で直接もらう

専門学校からもらう

一番簡単に申込用紙を入手できる方法である専門学校からの入手。

専門学校によっては、受験申込用紙を配布している学校があります
大手専門学校のTACでは、以下のように受験申込用紙が配布されているようです。

2025年合格目標のTAC税理士受講生には、教室生やビデオブース生は4/17(木)よりTAC各校受付で願書を配付。通信生には4/17(木)よりゆうメールにて順次発送いたします。

国税局等から郵送でもらう

国税局等に請求して申込用紙を郵送してもらうことができます。

ただし、国税局等に郵送してもらうためには、令和7(2025)年4月7日(月)から令和7(2025)年4月25日(金)までに請求する必要があります。(当日までの通信日付印有効)

国税局等に申込用紙を請求するときの注意点は以下のとおり。

申込用紙請求の注意点
  • 郵送する封筒の表面に【税理士請求・・】と赤書き
  • A4判大の返信用封筒に180円分の切手を貼り同封
  • 返信用封筒には郵便番号・住所・氏名を明記
  • 1人1部ずつ請求
申込用紙請求用
返信用封筒

国税局等からの窓口でもらう

国税局等への郵送での請求期限を過ぎてしまったり、希望の受験地を管轄する国税局等が近い方は、国税局等の窓口に直接取りに行くのもありです。

一点注意点としては、交付時間は平日午前9時~午後5時までです。
役所なので仕方がないことだが、土曜日、日曜日および祝日等はもらうことができません。

必要書類の準備

申込用紙を入手したら、郵送のために必要な書類の準備をしましょう。
受験生全員が準備する必要があるものが5点・該当者のみ必要なもの3点をそれぞれ説明していきます。

必要書類の準備ができたら、準備した書類をスマホなどで撮影してデータを残しておくと安心

必須
  • 受験願書
  • 受験手数料収入印紙
  • 個人番号マイナンバーが確認できる書類の写し
  • 受験申込書兼写真票
  • 受験票
該当者のみ
  • 受験資格を有することを証する書面
  • 一部科目合格免除通知番号が確認できる書面
  • 学識等による一部科目の試験免除申請等に必要な書面

受験願書

入手した受験願書に所定の事項を記載しましょう。
令和7年度(第75回)の税理士試験から個人番号の記載が必要になっていますので要注意。

受験手数料(収入印紙)

申込をする科目数に応じた受験手数料分の収入印紙を購入して、受験願書の所定の位置に消印せずに受験願書に貼付
私は、すべての資料を準備し申込書類郵送のために郵便局に行ったときに収入印紙を購入し、その場で受験願書に貼付、郵送をしていました。

現金・郵便切手・証紙などは不可なので、要注意

受験申込科目数受験手数料
1科目4,000円
2科目5,500円
3科目7,000円
4科目8,500円
5科目10,000円

個人番号(マイナンバー)が確認できる書類の写し

令和7年度(第75回)税理士試験から、個人番号(マイナンバー)が確認できる書類の写しの提出が必要。

  • マイナンバーカード
  • 住民票の写し

受験申込書(兼写真票)

税理士試験受験申込書記載要領】をよく読み、受験申込書を記入します。

受験申込書に顔写真を貼るが、以下のポイントに注意しましょう。

写真を貼るときのポイント
  • 顔写真の裏面に氏名を記入
  • 受験申込書の所定の位置にのりづけ
  • のりづけした写真の上からフィルムシートを貼る

また、顔写真は以下の規格・条件を満たす必要があります。

写真の規格・条件
  • 大きさ:縦45mm×横35mm
    (パスポート申請用と同サイズ)
  • 脱帽・正面向・顔中心の人物配置・背景が無地
  • カラー写真
  • 申込日前6か月以内の撮影
  • 色付き眼鏡・照明がめがねに反射したものなど×
  • コピー用紙への印刷×
証明写真

コンビニなどに設置されている証明写真機で撮影すると、上記の要件を満たすことができます。
設置場所は、証明写真機検索サービスで検索することもできるんです。

受験票

受験票の太枠に氏名を記入し、裏面に郵便番号、住所および氏名を明記します。
国税局等から送り返してもらうために85円分の切手を貼ることが必須

受験申込書類と一緒に送付することで、受験番号と受験地が記載されて返送されてきます。

受験資格を有することを証する書面

税理士試験のうち、会計科目を受験する場合は受験資格はなく、誰でも受験可能
税法科目については、受験資格を有することを証する書面の提出が必要になります。
以下いずれの書面についても【コピー可】です。
人によっては、一部科目合格(免除)通知番号が確認できる書面として併用できる方もいらっしゃいます。

ただし、以下の書類は受験資格を有することを証する書面として認められないので要注意。

使用不可の書類の例
  • 令和5年度(第73回)以降に税法科目を受験していない場合の税理士試験結果通知書
  • 税理士試験宛名カード
  • 前回までに受験申込をした方
  • 新規受験者
  • 一部科目合格(免除決定)者
  • 合格(免除決定)科目のない者

一部科目合格免除決定時期

  • 令和4年度(第72回)以前
  • 令和5年度(第75回)以降

以下のいずれか。A4コピー可

  • 合格(免除)済科目がすべて記載されている以下のいずれか
    • 税理士試験棟結果通知書
    • 一部科目合格(免除決定)通知書
  • 国税審議会会長が発行する【証明書

令和5年度以降の税法科目の受験経験

  • あり
  • なし

以下のいずれか。A4コピー可

  • 合格(免除)済科目がすべて記載されている以下のいずれか
    • 税理士試験棟結果通知書
    • 一部科目合格(免除決定)通知書
  • 国税審議会会長が発行する【証明書

以下のいずれか。コピー可

  • 令和4年度(第72回)以前の以下のいずれか。
    • 受験票(両面がわかるもの)
    • 税理士試験結果通知書

上記書面がない場合は、【新規受験者】が提出すべき書面に加えて、以下のいずれか。コピー可

  • 合格(免除)済科目がすべて記載されている以下のいずれか
    • 税理士試験棟結果通知書
    • 一部科目合格(免除決定)通知書
  • 国税審議会会長が発行する【証明書

令和5年度以降の税法科目の受験経験

  • あり
  • なし
  • 税法科目を受験した年の【税理士試験結果通知書

以下のいずれか。コピー可

  • 令和4年度(第72回)以前の以下のいずれか
    • 受験票(両面がわかるもの)
    • 税理士試験結果通知書

上記書面がない場合は、【新規受験者】が提出すべき書面が必要

学識による受験資格がある方
受験資格提出する書面 ※ A4コピー可書面の条件
大学、短大又は高等専門学校を卒業した者で、社会科学に属する科目を1科目以上履修した者成績証明書卒業年月の記載(なければ卒業証明書が必要)
大学3年次以上の学生で社会科学に属する科目を含め62単位以上を取得した者大学3年次以上であることが確認できること(確認できなければ年次の記載がある在籍証明書等)
専修学校の専門課程 ※ を修了した者等で、社会科学に属する科目を1科目以上履修した者
※ 以下の2つが条件
1.修業年限が2年以上
2.課程の修了に必要な総授業時数が1,700時間以上
卒業年月の記載(なければ卒業証明書が必要)
課程証明書専門課程の2要件を満たすことを都道府県知事等が発行した証明書を専修学校が原本証明したもの
司法試験に合格した者所管官庁の合格証明書
旧司法試験法の規定による司法試験の第二次試験又は旧司法試験の第二次試験に合格した者
平成18年度以降公認試験短答式試験合格者公認会計士試験短答式試験合格通知書または短答式試験合格証明書公認会計士・監査審査会会長発行
公認会計士試験短答式試験全科目免除者公認会計士試験免除通知書または免除証明書
国税庁HPより引用
資格による受験資格がある方
受験資格提出する書面 ※ A4コピー可書面の条件
日本商工会議所主催
簿記検定試験1級合格者
合格証明書(合格証書×)日本商工会議所発行
公益社団法人全国経理教育協会主催
昭和58年度以降簿記能力検定試験上級合格者
公益社団法人全国経理教育協会発行
会計士補登録証明書日本公認会計士協会発行
会計士補となる資格を有するもの旧公認会計士試験第二次試験合格証明書または同試験の免除科目が全科目に及ぶことを証する書面公認会計士・監査審査会発行
国税庁HPより引用
職歴(通算2年以上従事)による受験資格がある方
受験資格提出する書面 ※ A4コピー可書面の条件
弁理士・司法書士・行政書士・社会保険労務士・不動産鑑定士の業務登録証明書および当該業務に2年以上従事したことを証する書面同業者2人以上の証明
法人または事業を営む個人会計に関する事務職歴証明書● 記載内容
 ○ 住所・氏名・生年月日
 ○ 具体的な事務内容
 ○ 従事期間
 ○ 証明年月日
 ○ 会社等の所在地・電話番号
 ○ 会社の名称
 ○ 代表者または人事責任者
税理士・弁護士・公認会計士などの業務の補助の事務
行政機関における会計検査などに関する事務
銀行などにおける貸付などに関する事務
国税庁HPより引用

一部科目合格(免除)通知番号が確認できる書面

過去の税理士試験にて一部科目合格(免除決定)をしている方は、以下のいずれかのコピーを提出しなければならない。
人によっては、受験資格を有することを証する書面として併用できる方もいらっしゃいます。

  • 合格(免除)済科目がすべて記載された以下いずれかの通知書
    • 税理士試験等結果通知書
    • 一部科目合格免除決定通知書
  • 国税審議会会長が発行する【証明書

毎年、合格発表のときにこれらの資料が送られてきます。
次回の受験のときの提出書類として必要となるので、税理士試験に関する書類は大切に保管しておきましょう。

学識等による一部科目の試験免除申請等に必要な書面

大学院や公認会計士などによる受験科目の免除を申請するための手続きについて説明していきます。
試験免除申請については、以下の2パターンがあります。

一部科目免除申請:今回、免除決定されても試験科目の全部が免除とならない場合
申請時期
  • 税理士試験の申込受付期間中
受験申込
  • 1科目以上の申込が必要
  • 受験科目数に応じた受験手数料分の収入印紙が必要
提出
  • 下記【提出書面】の区分に応じた書面
  • 基本は原本提出
  • A4規格でないものはA4用紙に貼って提出

提出書面

区分提出する書面 ※ A4規格書面の条件
修士または博士の学位取得者① 学位取得証明書
② 成績証明書
③ 学位論文の概要
④ 学位論文本文の目次および参考文献目録のコピー
⑤ 論文の内容についての指導教授の証明書
① 学位名の記載
② 入学年月の記載(なければ、【在籍期間の証明書】が必要)
③ A4判で12,000~16,000字程度の分量で左綴じ
④ ページ数の記載
ひな形あり
公認会計士試験合格者合格証明書公認会計士・監査審査会発行
公認会計士試験論文式試験(会計学)合格者論文式試験一部科目免除資格証明書
会計士補登録証明書日本会計士協会発行
会計士補となる資格を有する者旧公認会計士試験第二次試験合格証明書または同試験の免除が全科目に及ぶことを証する書面公認会計士・監査審査会発行
大学の教授など① 履歴書
② 大学学則
③ 職歴証明書
④ 担当科目の時間内内訳証明書
⑤ 研究論文および著書の目録
⑥ 講義概要(講義要項)など
① –
② –
③ 担当科目ごとの在職期間を学長が証明したもの
④ –
⑤ 申請にかかる科目の内容であること
⑥ 具体的な講義内容を記載(なければ、別途講義内容を説明する資料が必要)
税務経歴による者任命権者による職歴証明書● 記載内容(事務内容)
 ○ 所属官職・科目の別
 ○ 賦課事務・立案事務またはその他の事務の別
国税庁HPより引用
全科目免除申請:今回、免除決定されることにより試験科目の全部が免除となる場合
申請時期
  • 随時申請可能
  • 国税審議会会長宛に以下のいずれの方法で提出書面を郵送
    • 一般書留
    • 簡易書留
    • 特定記録郵便★おすすめ
提出書面
  • 税理士試験免除申請書
  • 上記一部科目免除申請提出書面】の区分に応じた書面
  • 合格(免除)科目がある場合は以下のいずれ ※コピー可
    • 税理士試験等結果通知書
    • 一部科目合格(免除決定)通知書
  • 返信用封筒
    • A4判大
    • 郵便番号・宛先を明記
    • 下記の区分ごとの切手
      • 一般書留:620円
      • 簡易書留:490円
      • 特定記録郵便:350円
提出
  • 基本は原本提出
  • A4規格でないものはA4用紙に貼って提出

申込書類郵送

申込書類郵送の注意点

申込書類郵送の注意点

郵送方法

税理士試験の申込は、郵送のみです。
郵送方法は、【一般書留】【簡易書留】【特定記録郵便】のいずれかで、料金は以下のとおりとなります。

郵送方法一般書留簡易書留特定記録郵便
料金(基本料金に加算)+480円+350円+210円

それぞれの違いは、損害賠償額なので、税理士試験には特に関係がありません。
そのため、一番安い【特定記録郵便】でよいでしょう。

必要書類の郵送は、郵便局窓口でおこなうが、平日の昼間に行けない人は【ゆうゆう窓口】を利用してください。
ゆうゆう窓口】が設置されている郵便局では夜間や休日にも利用可能です。
私は、申込書類を郵送するときに受験手数料分の収入印紙を購入していました。

ぜひ、最寄りの【ゆうゆう窓口】を検索して税理士試験の申込をしましょう。

郵送はいつやるか?今でしょ

「税理士試験の申込ははやいほうがよい!」
「申込は期限ぎりぎりのほうが受かりやすい!」

など、税理士試験に関してさまざまな噂が流れています。

私は、申込書類が準備でき次第郵送していました。
試験は計6回受けたが、特に受験の妨げになるようなことは起きなかったし、5年で税理士試験に合格しました。

申込は、はやめに終わらせて勉強に本腰を入れるべきでしょう。
まわりの噂に流されてはいけません。
その噂は、あなたの実力を高めてくれるものなのでしょうか?

受験票到着(返送)

受験票は、令和7(2025)年6月23日(月)~ 順次郵送。
受験票が到着しましたら、受験番号と受験地を確認してください。

令和7(2025)年7月10日(木)までに届かなければ、受験を申し込んだ国税局等に問い合わせをしましょう。

受験票が届かない・なくした場合の対応をまとめたブログ!

受験票は大切に保管して、受験当日に備えるべし。
試験当日の準備もはやめにすませ、勉強に専念してください。

税理士試験当日の持ち物チェックはこちらのブログ!

インターネット(e-tax)申込は不便

税理士試験の申込書類のうち以下の2点をe-taxにより送信することができます。
e-taxにて申込書類に必要事項を入力して、受験申込受付期間内に試験を受ける希望の受験地を管轄する国税局等に送信。

e-taxで送信できる申込書類
  • 税理士試験受験願書
  • 第75回税理士試験申込書

送信後に上記申込書類2点と【メッセージボックスに格納された添付書類送付書】を印刷し、受験票および受験資格を証する書面などとともに郵送して提出しなければいけません。

つまり申込書類を手書きでおこなうかe-taxで送信するかの小さな違いです。
受験票などは必要なので、申込用紙は入手する必要はあるし、せっかくe-taxで送信した申込書類も印刷。二度手間。

どちらで申込をおこなっても手間には差がないよう(むしろe-taxのほうが手間?)なので、わざわざe-taxを使うメリットは今のところ乏しいです。
それよりも令和8年度(第76回)に予定されているオンライン申請などのデジタル化に期待です。

令和8年度(第76回)の試験からオンライン申請などが開始予定

税理士も世の中のデジタル化の波に乗ろうとしているようです。(波に乗り切れずに延期しているのですが)

もともとは、令和7年度(第75回)の税理士試験からマイナンバー等を活用した以下の手続きが可能となる予定でした。

マイナンバー等を活用した手続き
  • 受験申込のオンライン申請
  • 受験票のデジタル化
  • 受験手数料のキャッシュレス納付(ペイジー)など

しかし、システム導入の延期のため令和8年度(第76回)の試験からとなる予定です。
税理士の仕事もデジタル化がもとめられるので、受験申込もデジタル化すべきだと思います。

税理士試験の申込をデジタル化することで、申込が迅速に完了できるだろうし、受験票が届くまでソワソワする必要もなくなります。
提出すべき必要書類も減るのではないかと予想しています。
いいこと尽くし。

税理士の登録もデジタル化される予定なので、あなたが合格したときの税理士登録はぜひデジタル化を体験してください。

まとめ【申込書類最終チェック】

申込書類はすべてお揃いですか?

最終チェックリストでご確認の上、申込書類を郵送しましょう。
そして、税理士試験当日に向けて勉強に励んでください。

    必須

    該当者のみ

    試験当日まで全速力で走り抜けましょう。
    あなたが合格することを願っています。

    サクラサケ。