【継続は力なり】税理士試験の勉強方法をご紹介!毎日コツコツがんばってください

【税理士試験】やる気が出ない・モチベーションが低いときの解決策18選

勉強法

税理士試験は長期戦なので、やる気が出ない日もあることでしょう。
勉強するやる気が出ない・モチベーションが低いときの解決策を5年間税理士試験に挑戦した私が18選お伝えします。
参考になる解決策があれば即実践して、たくさん勉強してください。

やる気が出ない・モチベーションが低いときの解決策18選

行動アプローチ

とりあえずやる【かんたんな問題を解く】

勉強をやり始めるには相当のエネルギーが必要であるため、やる気が起きないことはよくあることです。
行動科学では、【認知的摩擦(cognitive friction)】といいます。
脳科学の観点から見ても、勉強をやり始めるためには脳の前頭前皮質が強く活動する必要があります。
非常に多くのエネルギーを消費するため、脳がやり始めることを嫌がっています。

勉強をやり始めることは脳の仕組みでハードルが高いですが、一度やり始めてしまえば続けることはハードルが低くなります。
作業興奮といい、やる気を出して勉強を始めるのではなく、勉強を始めることでやる気が出てくるのです。

やる気 → 勉強

勉強 → やる気

税理士試験の勉強は難易度が高いので、勉強のやる気が起きないときは【かんたんな問題を解く】ことが一番効果的です。

例えば…

  • 基礎期の問題集を解く
  • ミニテスト・確認テストを解く

かんたんな問題を解く】ことでやる気が起きるので、その後、答練や理論暗記などに取り組みましょう。

勉強場所を変える

人間の集中力には限界があります。(最長90分程度)
しかし、1日90分勉強しているだけでは税理士試験には合格できません。

集中力が切れてしまったときは、勉強場所を変えて勉強時間を確保することをおすすめします。

私のおすすめ勉強場所は

  • 専門学校の自習室
  • 公民館
  • 図書館
  • マクドナルド

集中力が切れてしまったときに、マクドナルド→自習室→公民館→マクドナルドのように勉強場所を変えていました。
移動時間も理論を暗唱するなど、スキマ時間ももれなく勉強しましょう。

ほかの勉強場所も紹介しています

勉強する内容を変える

勉強場所を変えるには移動する必要があります。
もっと手軽な手段として、勉強する内容を変える方法をおすすめします。

簿記論の場合

問題集を解く ⇔ 答練などの演習を解く

税法科目の場合

計算の勉強 ⇔ 理論の勉強

勉強していて疲れてしまったときには、勉強する内容を変えて勉強量を確保しましょう。

勉強の習慣化

毎日の歯磨きや食事のように勉強を習慣化してしまえば、勉強時間の確保が容易になります。
勉強しないとむずむずするくらいまで勉強に毎日取り組んでください。

勉強の習慣化には平均で66日かかるといわれています。

約2ヶ月間、真剣に勉強に取り組むことで、勉強の習慣化を会得できます。

目標設定

目標設定は、計画的に自分の実力を向上させるうえで大切です。

勉強をコツコツ毎日続けるためには

  • 目標を細分化
  • 結果の目標ではなく、行動の目標を設定

目標を細分化
目標を設定するときは、長期的な目標ではなく短期的な目標を設定しましょう。
あなたのやるべき勉強が明確になり、毎日コツコツ勉強する助けになります。

長期的な目標

  • 3ヶ月で問題集を全部解く
  • 税理士試験に合格する

短期的な目標

  • 問題集の減価償却の問題を○周解く
  • 答練の第○回を解く

結果の目標ではなく、行動の目標を設定
目標を設定するときは、結果の目標ではなく、行動の目標を設定しましょう。
結果の目標を設定してしまうと、他人と比較する必要があります。
行動の目標を設定することで、自分との戦いとなり、あなたがすべき勉強が明確になります。
結果は、行動することでもたらされる副産物にすぎません。

結果の目標

  • 答練で上位30%に入る
  • 税理士試験に合格する
他人の成績によって結果が左右されるので、自分がやるべきことが分かりづらくなってしまいます

行動の目標

  • 読み飛ばしをしない
    • やるべきこと:問題を読むときに文章に線を引き、読んだ部分に都度スラッシュを引く
  • 注記は絶対に正解する
    • やるべきこと:注記をすべて把握しなければならないので、注記をすべて暗記する

感情アプローチ

勉強を楽しむ

おいしいものを食べたり、好きなアニメやドラマを見たり、楽しいことをすると記憶に残りますよね。

楽しい】という感情は、扁桃体を活性化させます。
その結果、海馬(記憶を司る部位)との連携が強まり、長期記憶に残りやすくなります

学生時代に勉強が嫌いだった人も多いので、【勉強=楽しくない】という認識が刷り込まれている方が多いかと思いますが、税理士試験の勉強を楽しむことで、脳が活性化し長期記憶に残りやすくなります。

勉強を楽しむ】とは、知らなかったことを知ることが楽しいという感覚です。

サクラン
サクラン

減価償却は、期間損益計算という考えから行われているのか
たしかに、長年使う資産を取得したときの費用になるのはおかしいから納得だ

サクラン
サクラン

法人税法は、【公平な課税】という考えから成り立っているのか
役員報酬で利益操作ができてしまうと誰も法人税を払わなくなるから役員報酬の規定が厳しいのも納得だ

答練で上位30%以内(一般的な合格圏内)に入れて嬉しい!などの成績がよかったことによる喜びも重要ですが、成績が悪い場合は一気にやる気がなくなってしまいます。

税法は、難しいので知らない人が多い学問です。
ほかの人が知らない学問を知るのは楽しいですよ。

税理士試験に合格した姿を想像する

あなたは、なぜ税理士試験に挑戦しているのですか?

  • 税理士として独立したいから
  • 税理士として稼ぎたいから
  • 税理士として自由な働き方をしたいから

税理士試験に合格後の姿を想像することで、初心に戻って「よし、がんばろう!」と思えるはずです。

支えてくれている人のためにがんばる

税理士試験は、誰かに支えてもらいながら挑戦している人がほとんどでしょう。

  • 受講料を工面してくれた親御さん
  • 家事をしてくれているパートナー
  • 応援してくれる子ども

全員があなたのことを応援してくれています。
とくに、合格したときは自分の事のように喜んでくれます。
ぜひ、税理士試験に合格して支えてくれた方とハイタッチしてください。

負けたくない相手を想像する【ライバル精神】

この人には負けたくない!」というライバル精神は勉強のやる気を引き出すことができます。
税理士試験は相対評価の試験なので、ほかの受験生を意識することも大切です。

勝手にライバル視する相手

  • 教室で一緒に講義を受けているまわりの受講生
  • 税理士試験に挑戦している職場の同僚

私は、教室にいる年の近い受講生と会社の同期2人を勝手にライバル視しました。
会社の同期には絶対に負けたくなかったので、昼休みに同期が寝たり、スマホを見たりしている時間も私は会社の非常階段で理論の勉強していました(ぼっち勉)。
結果として、私は同期の2人より早く官報合格できました。

ネガティブな感情・やる気が出ない理由を紙に書き出す

ネガティブな考えは、勉強を阻害します。

  • ほかの受験生の方が優秀だ
  • 成績が一向によくならない
  • 自分では合格できないのではないか

ネガティブな感情ややる気が出ない理由を紙に書き出すことで考えが整理されます。
取るに足らないことなのか、何か対策が打てるのか、考えて次の行動に移りましょう。

ほとんどの悩みは、勉強をすることで解決できるはずです。

ご褒美

ご褒美を決めることでやる気を出すことも効果的です。

  • 勉強をがんばったときにお菓子を買う
  • 答練を解き終わったら好きなものを食べに行く

ご褒美をもらったときに喜びを感じることで、脳がドーパミンを分泌します。
脳は、喜びを再び味わうために勉強をがんばれるのです。

ご褒美は、行動に対して設定しましょう。

  • 理論の暗唱が○題終わったら、LAWSONのシュークリームを買う
  • 答練を解いて復習が終わったら、スタバに行く

行動に対してご褒美を設定することで、あなたがすべき勉強が明確になります。

気分転換・リフレッシュ

気分転換・リフレッシュをすることで、勉強の疲れを取り払いまた勉強をがんばろうと思えます。

私の税理士試験のときの気分転換・リフレッシュは

  • カラオケ
  • 音楽を聴く
  • 寝る
  • ジョギング

ジョギングをしながら理論CDを聞いていたので、気分転換かつ勉強でした。

気分転換・リフレッシュはとても重要ですが、スマホを使った気分転換・リフレッシュはおすすめしません。
動画を見たり、SNSを見たりすると目が疲れてしまうので、その後の勉強にも支障が出てしまいます。
スマホを見るのはほどほどにしてください。

自分はできると言い聞かせる【自己暗示】

言葉は脳を変え、行動を変えます。

ネガティブな言葉 → ネガティブな考え
ポジティブな言葉 → ポジティブな考え

せっかくあなたが選んだ税理士試験という選択。
ポジティブに楽しく勉強できたほうがいいですよね?
【自分はできる】と言い聞かせることで、勉強のやる気がないときでも勉強をやり始めるきっかけとなります。

嘘くさいですが、自分に言い聞かせることはほんとうに大切です。
私は答練を解く前に「大丈夫、自分ならできる」と言い聞かせていました。
本試験でも同様に「大丈夫、自分ならできる」と言い聞かせることで落ち着いて試験を受けることができました。

本番で緊張しない方法はこちらの記事をご覧ください

何もしない【勉強のやる気が出るのを待つ】

最終手段
ほんとうにほんとうにやる気が出ないときは、ぼーっとしましょう。
スマホも触らず、本や漫画も見ずに過ごしてください。

税理士試験に挑戦したければ、渋々でも「勉強しよう」と思います。
勉強に向き合うことができないのであれば、税理士試験への熱意もそこまでなのかもしれません。
あなたが本当に税理士試験に合格したいのか、今一度考えるいい機会です。

情報アプローチ

税理士(税理士試験合格者)に話を聞く

身近に税理士や税理士試験に合格した方がいらっしゃったら、ぜひ話を聞いてみてください。
税理士試験に合格したあとのイメージがつきますし、合格のための時間の使い方や勉強方法を教えてもらえます。

話が聞けそうな相手

  • 専門学校の講師
    • 科目合格者の方もいらっしゃるので注意が必要です
  • 職場の税理士試験合格者
    • 一番よく会うので、積極的に頼りましょう
  • (20代で5年5科目合格)
    • 身近に税理士試験合格者がいなければ、お気軽にお問い合わせください

合格体験記を読む

合格体験記を読むことで、合格者の熱意を感じることができ勉強のやる気を引き出すことができます。
合格のために役に立った勉強法を書いている方もいらっしゃるので、やる気がないときに見てみてください。

合格体験記(外部サイト)

勉強仲間をつくる(私は孤独でした)

勉強仲間をつくることで、切磋琢磨しながら勉強することでモチベーション維持につながります。

私は、税理士試験の受験仲間はゼロでした。

私の知り合いは、Xやinstagramで交流したり、専門学校で声を掛けたりして受験仲間をつくったたそうです。
有意義な情報交換ができる受験仲間がいると心強いですね。

スマホ・SNSの活用

ブログやXには税理士試験に関する情報がたくさん載っています。

情報が多すぎるので不要な情報を取り込んで疲れないように注意が必要です。
お気に入りの方を見つけて、その方の情報だけを入手できるようにする工夫が必要です。

昨今は、AIに質問することで情報の取捨選択が行われて教えてくれます。
不要な情報をそぎ取るためにAIも活用してモチベーション維持を図りましょう。
AIは間違った情報を答える可能性もあるため、鵜吞みにしないことが吉。

おすすめAI

  • ChatGPT
  • Gemini
  • Copilot

ただし、スマホの使い過ぎは目が疲れて集中力が下がったり、勉強時間が削られる可能性があったりするので、節度をもってスマホを活用してください。
私は、勉強中はスマホの電源を切っていました。

まとめ

やる気やモチベーションに波があるのは誰しもです。にんげんだもの
やる気が出ないとき・モチベーションが低いときに、いかに最速で勉強ができる状態にするかがとても重要です。
参考になった解決策を実践して、税理士試験の勉強に励み、合格をつかみ取ってください。

サクラサケ。